ラストボーイ











ガチャ。






屋上って入れたんだ・・・・・。

ってそうじゃなくて




「愁ちゃんっ!何考えてるのっ!?」






あたしより先にいた愁ちゃんは、
屋上のフェンスに寄りかかって座っていた。



不良だよっ!
授業抜け出すなんてっ・・・・・!





「声大きい。ばれちゃうじゃん」




た、確かにっ・・・・・。
ここはひとまず落ち着いて話そう。



あたしは愁ちゃんの前にしゃがんで、
とりあえずこうなった訳を聞く事にした。






「登山するの?」





「え?う、うんっ!する!」




愁ちゃんは大きなため息をついた。
言おうとしてる事は分かる。


何かあったらどうする?でしょ?





「無理はしない。絶対。駄目なら途中でやめるからっ。ねっ・・・・?」






「・・・・・分かった。」





今日は何か素直で優しい。
てっきり猛烈に止められるかと思ってたけど、
意外にもあっさり許可してくれた・・・・・。






「それで抜けてきたの・・・・・?」






「・・・・・まぁ色々。」






色々って何?

色々じゃ分かんない。
授業放ってまで話す事って何っ!!