ラストボーイ









愁ちゃんとのダンスを踊り終えて、
勇志くんがあたしの背後についた。




足が上手く上がらない・・・・・。

地面に足をつくたび体に痛みが走る。







「もう少し頑張れる?」





「え・・・・・?」






「足。終わったら医務室連れてくから、もう少し頑張れそう?」






気付いてたんだ・・・・・。

でもどうして・・・?






音楽が止まると皆踊るのを止めて、
応援席に散らばっていく。




良かった・・・・最後まで踊れた・・・。




「芽生ちゃん、おいで」




勇志くんに呼ばれて、
あたしは勇志くんについていった。




愁ちゃんはこの後表彰があるって言ってたし、
礼ちゃんもリレーの表彰があるし、
今のうちにちゃちゃっと医務室に行く事にした。







ガラッ。







「そこ座って」



先生は皆外に駆り出されてて、
医務室にはあたしと勇志くんの2人だけ。



あたしは勇志くんに言われて、
置いてあった椅子に座って、履いていた靴下を脱いだ。





うわぁ。やっぱり腫れてる・・・。

どうりで痛い訳だ・・・。




勇志くんが医療具を持って、
あたしの前にしゃがみこんだ。






「見して」




「・・・・・いっ」




少し触れただけで痛い。


そんな派手に捻ったかな・・・・・。