ラストボーイ








あと少しっ・・・・・。


次は愁ちゃんだっ。






あたしは痛む右足を、
出来るだけ自然に悟られないように、
ひたすら我慢して踊り続けた。





愁ちゃんには知られたくない。





「よ!」



愁ちゃんがあたしの手を握る。





「無理してない?」





「うんっ!楽しい。」




上手く笑えてたどうかは分からない。

ちゃんと踊れてるかも分からなかった。





後ろから突き刺さるような視線を感じて、
あたしは平然を装いながら軽く振り返った。






・・・・・勇志くん。






"もう少し"




間違いじゃなけれは、
勇志くんは確かに口ぱくでそう言った。





勇志くんは・・・・・気付いてるの・・・・・?