宙人 side



『やっぱり






宙人が好きなの』







突然何を言われたのか分からなくて固まってしまった。






でもすぐに理解した。




ゆっちゃんが…俺のこと…好き。






「本当に?」





『うん』




ゆっちゃんがそう頷いた瞬間




俺はゆっちゃんを横抱きしてその場を離れた。







「おい!宙人!!」








悠真の声なんて無視して屋上に向かった。