「そんなことないですよ」





「ねぇ?」





「なんですか?」





「明日からも、一花と同居してもらえるかしら?
あの子、小さい頃にトラウマあるし
一人にするのは怖いの。
だから朝陽くんがよければ…
嫌なら嫌でいいんだけどね?

あ、櫻子さんからは許可得てるんだけど」





「別にそれは大丈夫ですよ?
むしろ俺は一花ともっと暮らせるんだって思うと
嬉しくて、是非!って即答ですよ」





「フフ、本当に好きなんだね?ありがとう。
一花をこれからもよろしくね?」





「はい、もちろんです!
俺、一花探してきますね」





「お願い!私はご飯でも作って待ってるわ」と言い香織さんはにっこり笑う。





俺は急いで一花を探しに出た。