。○朝陽side





やっちまった。





『うん、そうだよね…
私、追いかけてくる!!!』





なんて言って携帯も持たず上着だけを羽織り
家を飛び出した一花。





俺、思わず一花の頬叩いちまった。





ちょっと腫れてたよな、あいつの頬。





俺はそう思いながらもいても立ってもいられないまま
一花たちの帰りを待つ。