「今のお前、間違ってるぞ。
確かに怖かったかもしれないけど
この天気で追い出す奴がいるか!!!
仮にもお前の従姉妹だぞ?
それに家出したのだってそれなりの
理由があるんじゃねーのかよ?
お前を頼って来たんじゃねーのか?
なのにこんな天気で追い出して
風邪でも引いたらどうする?
それにだな。
もう時間も時間だぞ。
お前が花梨さんの親に連絡を入れて
安心させてあげればいいだろ!
自分のことばっか考えてんじゃねーよ。」
朝陽が初めて私に怒った。
でも朝陽の言葉を聞いて、はっ!と思い気づいた。
そうだ、私…自分のことばっか。
花梨姉には、私しか頼る人いないんだった…。
「うん、そうだよね…
私、追いかけてくる!!!」