ガチャ

「麗斗……」

「久しぶり……音羽…優花……」

え……?

前は音羽姉、優花姉って呼んでたよね……?

「ごめん…音羽姉、優花姉……((ボソッ」

なんて言ったの…?

ガンッ

どういうこと……?

何で……?

「優花……!」

「…いってぇなぁ……突然やるとかさぁ……いつもの麗斗クンらしくないんだけど?」

優花がキレてる……!

その後は一方的だった。

…………麗斗の……

優花がキレて、本気を出してるときは強くて……

私でも勝てるか分からないくらいなのに……

「ゲホッ!ゲホッ!」

こんなの麗斗の戦いじゃない……!

いつもは武器とか使わないで戦うのに…!

今日は……ナイフを使った……

そのせいで優花は血だらけになって、倒れている……

とりあえず亜夢に連絡しなきゃ…!

『もしもし、亜夢っ!優花が倒れた!……麗斗がナイフを使って……!』

ガンッ

っ!

亜夢と電話してて、気付けなかった……!

麗斗が背後から来てたことに…!

「っ……!」

結構痛い……

今、麗斗から蹴られて屋上の柵に当たった。

バンッ

「音羽!優花!」

「!?亜夢……!?」

今の内に麗斗を押さえ……

「甘いよ……音羽……」

っ!

ナイフで切られて、蹴られた。

「音羽!」

ガチャ

憐!?

なんで憐がっ!?

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

憐が叫んだのは、恐らく血だらけで倒れている優花を見たから。

「チッ………また来るね。音羽。」

「麗斗!待って…!話したいことがっ……!」

麗斗は屋上から飛び降りて、どこかへ行ってしまった……

バンッ

「憐、どうし…………!?」

青龍が来たんだ……

それより、もうダメだ。

倒れる。

私が倒れる前に見たのは、「音羽!」と叫んでこっちへ走ってくる亜夢だった…………