「桜は学校行くのか?」



自分のベッドにはあたしと航太。



いつもと変わらない光景。



航太はタバコを吸いながらそう聞いてくる。



「うん…行かなきゃ。」



「浮気すんなよ。分かってるよな?」



「…するわけ無いじゃん。」



「そんな言葉信用できるわけねぇだろ。」



信用…?



航太はあたしの言葉をまともに聞いてくれることなんてあった?



いつも自分だけ言いたいことばっか言ってきてあたしの話はひとつも聞いてくれない。