あたしと俊介は航太、雛子、阿久津くんの弟のお墓に来た。



みんなのお墓の前で手を合わせる。



俊介も同じことをした。



「航太…生まれ変わったら付き合う女の子を大切にしてあげてね。」



もう、こんなことが起きませんように。



「帰るか。」



「うんっ。」



あたしと俊介は手を繋ぎながら歩き出した。