奏多くんはあたしを端の方へ連れてきてくれた。



「阿久津、ふざけやがって…!!!!!」



俊介は阿久津くんに殴りかかる。



俊介があんな顔するなんて…。



そして、決着がついて勝ったのは青嵐会だった。



「阿久津、お前がやったことは決して許されることじゃねぇ。」



「…俺は間違っていたのかもしれねぇな。」



阿久津くんと蘭ちゃんは警察に連れて行かれた。



パトカーに乗る前にその言葉を残して。



「蘭ちゃん…。」



大翔くんも蘭ちゃんの後ろ姿を見ながらそう言った。