蘭ちゃんは係の仕事があるらしくてお昼を食べてからそっちに行ってしまった。



大翔くん、ちょっとしか話せてなくて残念そう…。



「連絡先交換したんじゃないの?」



「したんだけどさ~、急に連絡したら迷惑じゃねぇかなと思ってな」



「大翔、蘭ちゃんに本気なんだね~」



奏多くんがニヤニヤしながら大翔くんにそういう。



「…本気で悪いかよ。」



「大翔くん、蘭ちゃんのこと本気なんだねっ!」



あたしもついそう声をかけてしまった。



俊介は黙々とご飯を食べている。