お風呂から出るとみんながペンションの庭で花火をしていた。



「お、やっと出たかよ!こっち来て花火やろーぜ。」



大翔くんがあたしに花火を持たせる。



みんなお風呂はいるの早すぎだよ~。



あたしは火をつけてもらって花火をやる。



「綺麗…」



あたしは思わずそう声を漏らす。



「そうだな。」



「わっ…!」



いつの間にか隣りにいた俊介におもわず声を上げる。



びっくりした…いつの間に…。



「俺が隣にいること気づかなかったのかよ。どんだけ花火好きなんだよ」



ぶはっと俊介に笑われる。