「おーーい!!旅行行こーぜ!!」



大翔くんが倉庫の部屋をバンっと勢い良く開けた。



大翔くんの手には旅行会社のパンフレット。



「お前はもっとゆっくり開けられねぇのか!」



龍二さんが大翔くんに怒る。



「そんなん気にすんなって!それよりさ!旅行!行かね!?」



今日の大翔くんはいつもにましてとてもテンションが高い。



「いいね〜!僕も行きたい!!」



奏多くんも目を光らせてそう言った。



「だろ?なぁ、俊介いいだろ?」



「今年は桜もいるし行くか。」



「今年はどかーんと沖縄にしねぇか?」