「‥…桜?」 



「あたしが悪かったから触らないで‥…!!!」



「おい!桜!しっかりしろ!」



「ハァ…ハァ…。」



目の前には心配そうな表情を浮かべた俊介が居た。



良かった…俊介だった。



「さっきから随分うなされてたけど嫌な夢見たのか?」



「うん…ごめん…。」



「取り敢えず水飲んで落ち着け。」



「ありがとう。」



あたしは渡されたペットボトルの水を飲み干す。