「でも‥…」



「本当…に、大丈夫だから。」



「そんなフラフラしてて放っておける訳ないよ!」



あ…目の前がぐるぐる回ってきた。



それに少し頭も痛い。



あたしの意識はそこで途絶えた。



その寸前ニヤリと怪しい笑みを浮かべていた阿久津くんの顔が見えた…―――