呼び出しの手紙だってもしかして阿久津くんが書いたの…?



…なんも証拠ないのに人を疑っちゃダメだ。



何がなんだかわからない。



やっぱり本気で阿久津くんには関わるのはやめよう…。



あたしも教室に戻った。



「今日桜ちゃん、遅かったね。」



隣の席の奏多くんにそう声をかけられる。



「ちょっと寄るところがあったんだ…。」



「桜ちゃん、顔色悪いよ。保健室行ったほうがいいかも。」



「平気だよ…ちょっと寝不足なだけ。」