「ふーん。まぁそんなこと俺には関係ねぇけど。」



阿久津くんって本当はこんな人だったんだ。



「まぁ、桜ちゃんは自分が少なくとも狙われてるって思ったほうがいいよ?」



阿久津くんはそれだけを言って資料室から出て行った。



狙われてるって…。



なんで、阿久津くんがそのことを知ってるの…?



さっきの阿久津くんの目…



何もかも見透かしてるような目だった。