「そうですかー。じゃあ私一人で寂しく6時ごろにお家出ますよーだ」


意地を張ってそう答えると、


「…それは駄目だ。俺も行くよ」


と答えてくれた。

…優しい


「じゃあそれまで起きてようよ!」


「…それは嫌」


「えー!寝ちゃうの?起きられなかったらどうするの」


「ゆあだけ起きていれば良いことだろ?俺は眠いから寝る」


そう言って立ち上がり自分の部屋に入ってしまいそうになる裕也。


「まって!寂しいから私、裕也の部屋に居る!」


そう言い、私はテレビの電源を落とし、電気を消して携帯を片手に裕也の部屋に入った。