「二人乗りは禁止されてるからな〜」 車を発車させそう話しかけてくる裕也。 …昔しちゃったけどね…。 「それに、自転車とか久しく乗ってないからな〜」 「はいはい」 「あ、何?拗ねたの?」 「…拗ねてないですー」 「ふーん?」 ふんっと顔を逸らすように窓の外をみると、それは神社に向かうには違う道だった。 「あれ?どこ行くの?」 そう聞くと、前をしっかりと見つめながら、息をすうっと吐き、 「ここ俺の秘密の場所なんだ」 と言い始めた。 …聞いたことある…ような。