「瞬の写真はたくさんあったのに?」


「――瞬のは……。」


言葉に詰まる滝沢先輩。
その横顔が少し赤く染まったのを私は見逃さなかった



もしかしてっ!


「先輩って ………」


やだっ!もしかして私の勘違い?!
私のストーカーじゃなくて実は瞬の……


「バーカ!お前の考えなんてお見通しだ。んな訳ないだろ」


そう言って乱暴に私の頭を撫でた



……ですよねー。

まさか滝沢先輩が瞬の事好きだなんてね。



「じゃぁ、何で?」





「…………」





先輩がその答えをくれる事はなかった



その後すぐタバコ吸って来ると言って部屋を出ていった先輩が戻ってきたのは1時間も経ってからだった