私達のやり取りを、アル君は苦笑しながら見ていた。
「もしかしたら、あっちはこっちの居場所を付きとめてるかもしれない。でもそうとも言い切れないから結界も張れないし…」
「結界?」
「アルは結界系の魔法が得意なんだ。だが結界を張るって事は、相手に自分達の場所を教える事になってしまう。前みたいに二重に結界を張ればその確率は大幅に減るが、その分体力の消耗も激しい。そんな結界を長時間保つなんていったら尚更だ」
そう言えば、前に結界が二重でどーとか言ってたよーな……。この話の通りなら、アル君って凄い魔法使いなんじゃ……それに比べてソラは…。
「ハハ、亜梨珠。ソラだって凄い魔法使いなんだよ」
「え? 私何も…」
「顔に出てたよ」
マジですか。
.
「もしかしたら、あっちはこっちの居場所を付きとめてるかもしれない。でもそうとも言い切れないから結界も張れないし…」
「結界?」
「アルは結界系の魔法が得意なんだ。だが結界を張るって事は、相手に自分達の場所を教える事になってしまう。前みたいに二重に結界を張ればその確率は大幅に減るが、その分体力の消耗も激しい。そんな結界を長時間保つなんていったら尚更だ」
そう言えば、前に結界が二重でどーとか言ってたよーな……。この話の通りなら、アル君って凄い魔法使いなんじゃ……それに比べてソラは…。
「ハハ、亜梨珠。ソラだって凄い魔法使いなんだよ」
「え? 私何も…」
「顔に出てたよ」
マジですか。
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