*完結* 星野と高瀬のばあい

「すげーな、こんなところに生えてるって」


高瀬は自分とは違う。真逆だ。
植物の生命力にシンプルに感心することができる。

彼と自分が、校舎のひさしに並んで腰をおろしている事実も、かなりのミステリーだ。



「でさ、あれ、あの話」

場所が限られているからして、はからずも身を寄せた状態で、高瀬に顔をむける。


うん、と高瀬がうなづく。

「プリントアウトしてきた」

「プリントアウト?」

高瀬が自分のカバンから、数枚のA4の紙を引っぱり出した。

「ネットで探した」

あぐらを組んだ膝の上に紙を置いて、こちらをひたと見つめる。


「ネット!?」
話が見えてこない。