手すりにひじついたら汚れちゃうよ、と高瀬に声をかける。
風雨にさらされ、手すりは全面錆び色におおわれている。
おかまいなしに高瀬はひじをついて、身体をあずけている。
眼下の架線とレールと枕木と石と雑草と。
そこを電車が通過してゆく。
振動と走行音が、肌をこすり鼓膜を刺激する。意外と長く感じるものだ。
星野、
走り去る電車を目で追いながら、高瀬がつぶやいた。
「謎が解けたんだ、たぶん」
風雨にさらされ、手すりは全面錆び色におおわれている。
おかまいなしに高瀬はひじをついて、身体をあずけている。
眼下の架線とレールと枕木と石と雑草と。
そこを電車が通過してゆく。
振動と走行音が、肌をこすり鼓膜を刺激する。意外と長く感じるものだ。
星野、
走り去る電車を目で追いながら、高瀬がつぶやいた。
「謎が解けたんだ、たぶん」



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)