*完結* 星野と高瀬のばあい

入り乱れる感情の波が、目に見えたら面白いだろうとふと想像する。

自分の日常は、たぶん大平の言うところの “ゆでガエル” のままだ。


漫然と時間は流れ、太陽が東からのぼって、西に沈む。
登校と下校をくりかえす。


高瀬はなにをする人ぞ、だ。


その後、高瀬の口から謎解きの話は出てこない。
それとなく探りを入れてみても、のらりくらりだ。

そうしてなんだか、眠そうにしている。


帰りの電車で、並んで腰かけていたら、ことりと高瀬の頭がのってきた。

ふざけているのかと思ったら、本当に寝息をたてている。