ケチャップライスは、油を吸ってべちゃりとして、卵は火が通りすぎな気もするが、食べられないことはない。
「うむ、うまい」
とスプーンを動かす。
女の子なんだから、美味しいって言いなよ、と汀がつぶやく。
褒めているのに素直じゃないやつめ。
カチャカチャと金属が陶器にふれる音が響く。
母さんがさ、とオムライスを口に運びながら汀が口をひらく。
「こんどまた、服選びにいくの付き合ってほしいって」
「あんたいい加減、イヤって言いなよ!」
思わず語気が荒くなる。
「なんか姉ちゃんみたいに、そこまで怒る気になんない」
下をむいて、米粒をスプーンで追いかける。
「うむ、うまい」
とスプーンを動かす。
女の子なんだから、美味しいって言いなよ、と汀がつぶやく。
褒めているのに素直じゃないやつめ。
カチャカチャと金属が陶器にふれる音が響く。
母さんがさ、とオムライスを口に運びながら汀が口をひらく。
「こんどまた、服選びにいくの付き合ってほしいって」
「あんたいい加減、イヤって言いなよ!」
思わず語気が荒くなる。
「なんか姉ちゃんみたいに、そこまで怒る気になんない」
下をむいて、米粒をスプーンで追いかける。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)