*完結* 星野と高瀬のばあい

本当だ、なんて醜くて疲れる世界なんだろう。昼ドラ顔負けだ。


聞いているだけで、胸がむかつく。

人を陥れた卑劣漢は、腹の中で舌を出しながら、今日ものうのうと会社に居座っているんだろう。

片やささいなミスがきっかけで足元をすくわれたマネージャー氏は、
会社の仕打ちや周囲の視線に耐えながら働かねばならない。

それを知ったところで、自分にできることはなにもない。



その話、一月のことなんだよな、

やああって、高瀬がたしかめるように訊く。
なにごとか思案する顔だ。


「うん、そうだけど・・・」

時期がどうした?


「今、四月だからぁ、三カ月たったか・・・」

視線をめぐらせる。