*完結* 星野と高瀬のばあい

会社組織とはそういうものだと言われればそれまでだが。

ここは子供の理屈を通したい。

「人を傷つけるようなことをするほうが悪い」のだと。




*   *   *   *


「―――というわけなんだ」


言葉を切って、ちゅっとコーラをすする。
氷がなかば溶けて、すっかり水っぽくなっている。


「ふう~ん、」

向かいには、ほおづえをついた高瀬。

目には光が満ちている。目薬のコマーシャルのごとくだ。

それが、好奇心によるものか、デートへの期待なのかは判断がつかないけれど。