ほしのー、
正門を出たあたりで、高瀬が追いついてきた。
「俺が後からくるから、ゆっくり歩いてたでしょ」
「・・・その思考回路がうらやましい」
「そう? ありがとう」
「褒めてないから、ってかあんた、誘われてたんじゃないの?」
ホームルーム終了後に、数人の女子生徒に声をかけられている高瀬の姿が
目に入った。
「妬いてるの? 嬉しいなー、心配しなくても、丁重にお断りしましたよ」
「いや、あのさ・・・」
どこから否定したものだろうか。
正門を出たあたりで、高瀬が追いついてきた。
「俺が後からくるから、ゆっくり歩いてたでしょ」
「・・・その思考回路がうらやましい」
「そう? ありがとう」
「褒めてないから、ってかあんた、誘われてたんじゃないの?」
ホームルーム終了後に、数人の女子生徒に声をかけられている高瀬の姿が
目に入った。
「妬いてるの? 嬉しいなー、心配しなくても、丁重にお断りしましたよ」
「いや、あのさ・・・」
どこから否定したものだろうか。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)