*完結* 星野と高瀬のばあい

世間や人と、素直に関わりなじんでいる二人のあいだにはさまり、
しおさはひたすら怠惰を決めこんでいるのが常だった。


甘えて、甘やかされていた。
高瀬と汀に。


「・・・ナギね、どんどん背が伸びててさ」

「うん」

「そろそろ、180以上いくんじゃないかな」


自分と汀の生物学上の父親は、きっと背が高かったんだろう。いちおう軍人だし。


「お母さんが、最近休みになると、ナギを服買うのにつき合わせてるんだ」

「・・・それ、ナギは傷つかないのか?」