*完結* 星野と高瀬のばあい

「ゴールデンウィーク、なんか予定、ある?」

沈黙をやぶったのは、高瀬のほうだった。


「ないよ、あるわけないじゃん」

「じゃあ、どっかいかない?」

「いいよ。ナギに声かけとく」


汀と高瀬は仲が良い。似たような苦労をしている者同士、通じ合うものがあるのだろうか。


「ナギは抜きで」
視線は前方に向けたまま、固い口調だ。


心臓がまた、きゅう、と縮みあがる。


出かける、となれば、しおさ、汀、高瀬の三人でが慣例だった。