「ゴールデンウィーク、なんか予定、ある?」
沈黙をやぶったのは、高瀬のほうだった。
「ないよ、あるわけないじゃん」
「じゃあ、どっかいかない?」
「いいよ。ナギに声かけとく」
汀と高瀬は仲が良い。似たような苦労をしている者同士、通じ合うものがあるのだろうか。
「ナギは抜きで」
視線は前方に向けたまま、固い口調だ。
心臓がまた、きゅう、と縮みあがる。
出かける、となれば、しおさ、汀、高瀬の三人でが慣例だった。
沈黙をやぶったのは、高瀬のほうだった。
「ないよ、あるわけないじゃん」
「じゃあ、どっかいかない?」
「いいよ。ナギに声かけとく」
汀と高瀬は仲が良い。似たような苦労をしている者同士、通じ合うものがあるのだろうか。
「ナギは抜きで」
視線は前方に向けたまま、固い口調だ。
心臓がまた、きゅう、と縮みあがる。
出かける、となれば、しおさ、汀、高瀬の三人でが慣例だった。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)