*完結* 星野と高瀬のばあい

「・・・人生の最大の楽しみは “ひとりきりでいること” で、第二の楽しみは
“好きな人とともに過ごすこと” らしい」

「なにそれ」

「って最近読んだ本に書いてあった」


それは選べる立場にいる者の弁ではないか。
こちらは好きで “ひとりきりでいる” というより、“なんとなく、結果として” 一人なわけで・・・


「だから俺はいま、人生で二番目に楽しいときを過ごしてるんだよな」



ヤマトくん、バイバーイ、

手をふる女子の一団が、視界の隅に見えた。