*完結* 星野と高瀬のばあい

見りゃ分かる、ということなのだろう。


世の中はいいかげんで、理不尽で、大人は分からずや、という意見には
120パーセント賛成だ。


その憤りを向けられやすいのが、なぜ自分なのだろうと不服なだけで。


たとえば、キジの群れに放り込まれたフラミンゴの心地悪さ。

“毛色が違う” 存在。

人は序列をつけたがる、つけずにはいられない生き物だと、幼い頃から感じていた。

西洋系の混血だと、序列は上がるケースが多いわけだが。
それもまた微妙なところで、ルックスが良ければ格上げで、平凡か並より下だと
逆にずいぶんと序列が下がる。

英語もしくはヨーロッパ系の言語がしゃべれると、それもポイントとして加算される。



西洋系の容姿をしているものの、日本語しかしゃべれない上に、母子家庭。

汀のいうように、自分たちは “ワンランク落ち” のハーフなのだろう。

そこへ持ってきて、社会性と協調性のなさ。怠惰につき、なじむ努力も放棄したまま。

はみ出すことは、半ば宿命といえる。