姉ちゃん、おかえりー
玄関をあがってすぐの居間から、汀(なぎさ)がひょいと顔を出す。
制服のシャツとズボンのままだ。糊のきいたシャツの白さが目にまぶしい。
「ただいまー」
「今日も、母さん夕飯いらないらしいよ。
今日は姉ちゃん、作る番でよろしく」
星野家におけるすべての家事がそうであるように、夕飯作りも当番制だ。
「めんどいから、出前取るか、お弁当買ってこようよ」
家計費はいちおう決まっており、その範囲内なら手抜きもできる。
弟の抗議のまなざしを無視して、二階に上がる。
玄関をあがってすぐの居間から、汀(なぎさ)がひょいと顔を出す。
制服のシャツとズボンのままだ。糊のきいたシャツの白さが目にまぶしい。
「ただいまー」
「今日も、母さん夕飯いらないらしいよ。
今日は姉ちゃん、作る番でよろしく」
星野家におけるすべての家事がそうであるように、夕飯作りも当番制だ。
「めんどいから、出前取るか、お弁当買ってこようよ」
家計費はいちおう決まっており、その範囲内なら手抜きもできる。
弟の抗議のまなざしを無視して、二階に上がる。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)