私の名前は
桜坂 美愛ーさくらざか みあー
さっきからうるさいあの男は
桜坂 愁季ーさくらざか しゅうきー
…認めたくないけど、私のお兄ちゃん。
あと一人お兄ちゃんがいる、
桜坂 龍季ーさくらざか たつきー
愁兄の双子のお兄ちゃん。
愁兄なんかより、ずっと大人びてる。
リビングのドアを開けると
龍兄がコーヒーを飲んでいた。
「あ、愛。おはよ。」
ほら。愁兄みたいに朝から騒がない。
兄弟なのにここまで違うとは。
「…ん。おはよう。」
「フフ、愛。愁うるさかったんでしょ」
「なんで、わかったの?」
「だって、眉間に皺、よってるし。」
「む。また顔に出てた。」
感情を表に出したくなんてないのに。
このごろ、よく顔に出てしまう。
感情を取り戻してしまっている。
私なんかが、
幸せになってはいけないのに。
私の考えていることがわかったのか
龍兄は、悲しそうに困った顔をした。
「もっと人間らしくしていいんだよ?
愛は笑ってた方がかわいんだから。」
「……かわいくなんかないよ。
それに私は…。」
私はもう二度とあんな思い。したくない。
笑ったりなんて幸せそうなこと
私はしてはいけないんだ。
「ははっ、……かわいいよ、愛は。
愁も、愛に笑ってほしくて
わざとああしてる。
ホントは気付いてるでしょ?」
そういって、優しく笑って
私の頭をなでてくる龍兄。
愁兄も龍兄も、私を大切にしてくれてる。
私が昔の明るさを取り戻すために。
この二人の優しさにどきどき甘えたくなる。
頼ってしまいそうに、なるんだ。
桜坂 美愛ーさくらざか みあー
さっきからうるさいあの男は
桜坂 愁季ーさくらざか しゅうきー
…認めたくないけど、私のお兄ちゃん。
あと一人お兄ちゃんがいる、
桜坂 龍季ーさくらざか たつきー
愁兄の双子のお兄ちゃん。
愁兄なんかより、ずっと大人びてる。
リビングのドアを開けると
龍兄がコーヒーを飲んでいた。
「あ、愛。おはよ。」
ほら。愁兄みたいに朝から騒がない。
兄弟なのにここまで違うとは。
「…ん。おはよう。」
「フフ、愛。愁うるさかったんでしょ」
「なんで、わかったの?」
「だって、眉間に皺、よってるし。」
「む。また顔に出てた。」
感情を表に出したくなんてないのに。
このごろ、よく顔に出てしまう。
感情を取り戻してしまっている。
私なんかが、
幸せになってはいけないのに。
私の考えていることがわかったのか
龍兄は、悲しそうに困った顔をした。
「もっと人間らしくしていいんだよ?
愛は笑ってた方がかわいんだから。」
「……かわいくなんかないよ。
それに私は…。」
私はもう二度とあんな思い。したくない。
笑ったりなんて幸せそうなこと
私はしてはいけないんだ。
「ははっ、……かわいいよ、愛は。
愁も、愛に笑ってほしくて
わざとああしてる。
ホントは気付いてるでしょ?」
そういって、優しく笑って
私の頭をなでてくる龍兄。
愁兄も龍兄も、私を大切にしてくれてる。
私が昔の明るさを取り戻すために。
この二人の優しさにどきどき甘えたくなる。
頼ってしまいそうに、なるんだ。
