俺は、ただ莉愛が走っていった道のりを見つめるだけで何も出来なかった。 "莉緒くん。ありがとう。愛してたよ。さようなら。王子様。" さようなら? 意味がわからない やっと、仲直りできて俺の気持ちも伝えたのに。 "好きだ" さっきまで笑いあってたのに。