青蒼の夜半に、闇色の鳥を

「なぜ死んだの? 病? それとも……」


 ためらいににごした少女の言葉を引き取って、ウルジャスは唇を歪めた。

 莫迦な戯れを口にしようとしていると、自分でもわかっていた。


「誰かが……そう、俺が殺したと云ったら?」


 戯言の、代償。

 少女の動きは、早かった。