青蒼の夜半に、闇色の鳥を

 王都の入り口、城壁に程近い市場。

 城市の中央の市場よりも交易の民のためのこの場所には、人口の九割を占める白い肌だけではなく、黒い肌、褐色の肌、そして混血児たちが入り混じる。

 異民族であるシェイスにも居心地の好い場所。

 同時に、身を寄せやすい場所だった。