『彼』は乾いた唇を舐める。
微かな苦味は、水に溶けていた薬草の味。
シェイスは必死の形相で、手許の水差しを凝視している。
そのまま、空回りする歯車のようにろくでもない台詞を織り上げていく。
「あたしがいけ好かなかったくらいだもの。
きっと、長老たちはもっと気に食わないと思うの。
あんた、中身が窺えない気持ち悪い人間だし。
そういう人間ならきっと、あたしの邪魔にならないかも知れないわ」
「あまり、あなたの趣旨がわかりませんが……ひどい云い草ですね」
『彼』としては苦笑するしかない。
だが、シェイスは『彼』の表情に気付く余裕もなく、自分の言葉に大きく頷いた。
「本当のことよ」
微かな苦味は、水に溶けていた薬草の味。
シェイスは必死の形相で、手許の水差しを凝視している。
そのまま、空回りする歯車のようにろくでもない台詞を織り上げていく。
「あたしがいけ好かなかったくらいだもの。
きっと、長老たちはもっと気に食わないと思うの。
あんた、中身が窺えない気持ち悪い人間だし。
そういう人間ならきっと、あたしの邪魔にならないかも知れないわ」
「あまり、あなたの趣旨がわかりませんが……ひどい云い草ですね」
『彼』としては苦笑するしかない。
だが、シェイスは『彼』の表情に気付く余裕もなく、自分の言葉に大きく頷いた。
「本当のことよ」

