青蒼の夜半に、闇色の鳥を

 全て大胆に白黒切り分けそうな彼女にしては、ひどく歯切れが悪い。

 不審げに目を眇めた『彼』に、ぱたぱたとシェイスは手を振ってみせた。

「別に、そんなに凄い話じゃない。

 お互いに利害が一致しているなあ、って思ったのよ。

 あんたは一族にとって余所者で、信用ならない奴。

 あたしにとって、そういう生き物が……男が必要な場面がなきにしもあらずなの」

「その意味は?」

「さあねえ」