「まさか、ご自分の子に毒を盛るような真似をするとは思いませんでしたよ。
確かに、俺が消えれば兄上の地位を揺るがすものはない。
簡単な理屈だ」
「わたくしは、女神の巫女としてひとの希みを叶えるだけ。
お前の願いを叶えてやれなかったことは、悔やむべきこと」
仄白い横顔に、揺らぎの色はない。
余りにも予想通りの反応に、ウルジャスは溜息を吐く。
髪の毛ひとすじほどでも動揺して欲しいと思わなくもなかったが、どちらでも好いとも思っていた。
すでに捨て去った肉親のことだ。
初めからひとつ残らず捨ててしまっておけば好かったのにと、悔いはそれだけ。
確かに、俺が消えれば兄上の地位を揺るがすものはない。
簡単な理屈だ」
「わたくしは、女神の巫女としてひとの希みを叶えるだけ。
お前の願いを叶えてやれなかったことは、悔やむべきこと」
仄白い横顔に、揺らぎの色はない。
余りにも予想通りの反応に、ウルジャスは溜息を吐く。
髪の毛ひとすじほどでも動揺して欲しいと思わなくもなかったが、どちらでも好いとも思っていた。
すでに捨て去った肉親のことだ。
初めからひとつ残らず捨ててしまっておけば好かったのにと、悔いはそれだけ。

