青蒼の夜半に、闇色の鳥を

 ――なにを求めて、あたしは動いている?

 あたしの求めた答えは、もう手のなかにある。

 なのに、あたしはそれ以上のなにを欲しがっているの?

 そんなことさえもわからないまま、剣を引き摺りながら一歩、足を踏み出す。

「好い加減にしろ、長姫」

 その背に投げられたのは、呆れたような声。

 あんまりにも予想通りの存在に、振り返る気も失せた。