「王は、小さな賭けをした。
相手は、小娘。
か弱き彼女の選択に、己の命を委ねた。
そうして、王は負けた」
淡々と紡がれる言葉。
その意味が染み込むのと、毒がシェイスを萎えさせたのはほぼ同時。
「……運命……?」
抜き放った大剣に縋りつくようにして、シェイスは身を支える。
「あんたが云っていたのは……そう云う意味、だったの……?」
己の声が、泣きそうに歪んだのを感じる。
他人事のように。
だが、ずくずく疼く傷は一歩ずつ確実に自分のものになっていく。
――飲み込まれてしまう。
相手は、小娘。
か弱き彼女の選択に、己の命を委ねた。
そうして、王は負けた」
淡々と紡がれる言葉。
その意味が染み込むのと、毒がシェイスを萎えさせたのはほぼ同時。
「……運命……?」
抜き放った大剣に縋りつくようにして、シェイスは身を支える。
「あんたが云っていたのは……そう云う意味、だったの……?」
己の声が、泣きそうに歪んだのを感じる。
他人事のように。
だが、ずくずく疼く傷は一歩ずつ確実に自分のものになっていく。
――飲み込まれてしまう。

