世離れた彼女の唇から零れるには生々しく波立ちすぎる響き。
想い人の声に、ラザーが目を瞠る。
だが動作は止まらずに、指先から正確に刃は放たれて寝台の帳を引き裂いた。
――押し殺した苦鳴が、床を這う。
帳の内側の、シェイスの喘ぎ。
大刀で、ふたつみっつと小剣を叩き落したものの、残した刃ひとつが肩を足を掠めた。
寝具を汚した刃には、黒いぬめり――塗られているのは毒。
想い人の声に、ラザーが目を瞠る。
だが動作は止まらずに、指先から正確に刃は放たれて寝台の帳を引き裂いた。
――押し殺した苦鳴が、床を這う。
帳の内側の、シェイスの喘ぎ。
大刀で、ふたつみっつと小剣を叩き落したものの、残した刃ひとつが肩を足を掠めた。
寝具を汚した刃には、黒いぬめり――塗られているのは毒。

