肩を竦めて僅かに痛みを堪えるように眸を細め。
それでも、つくりものの笑みを、ラザーは端正な顔に纏った。
「それならそれで、構いません。
ですが」
すっと、ラザーが音もなく胸許の隠しに手を忍ばせる。
無駄のない動きの果てに、指先にひかるのは投擲用の細い小剣だった。
「お止し……!」
インシアが、声を上げる。
制止と、警告。
ふたつの音色の声。
それでも、つくりものの笑みを、ラザーは端正な顔に纏った。
「それならそれで、構いません。
ですが」
すっと、ラザーが音もなく胸許の隠しに手を忍ばせる。
無駄のない動きの果てに、指先にひかるのは投擲用の細い小剣だった。
「お止し……!」
インシアが、声を上げる。
制止と、警告。
ふたつの音色の声。

