青蒼の夜半に、闇色の鳥を

「罪には、罰を。

 命には同じだけの価値のものを、もう片方の天秤に載せれば好い。

 決まり切ったことでしょう」

「お前、なにを考えている?」

「別に特別なことはなにも。

 いままで通り、あなたとの契約を果たす。

 あなたに、どんな罪の穢れも付けやしない。

 それだけです」

「なにを、想っている?」

 ラザーは扉に手を掛けて、ふと、なにげない仕草で振り返る。