よしっ!!



ダサイ!!完璧!!



学校に向かうと、前みたいに
保健室であっちゃんに癒やされ


教室に入る

誰にも声を掛けられない


よっしゃっー!!




さすが、てっちゃん!!



ナイトのパワーに感心していたら


「めぐ!定期無くした!!」


ごうちゃん…


守っているつもりなの?


守ってくれなくていいってば…


バカ犬!!



「長谷川!自分のクラスメイトに頼めよ?
女の子にたかるのやめろよな!」


違う


ごうちゃんは、定期無くしたなんて
言い訳で、私の様子を見に来たの


守る為に



「は?ええっと?あっ!安東!!」


ごうちゃんは、思い出した!!って感じで
指差した

人を指しちゃダメっていつも言ってるのに


「安東!!めぐは、俺のだから!!」



!!!!!!!


ごうちゃん…


言葉足らずにもほどがある


教室がガヤガヤと騒がしくなった




軽く目眩がして、頭に手を当てた




ごうちゃんときたら

どうした?

って感じで首傾げてる



仕方ない…

ごうちゃんの袖をツンツン引っ張る


「…幼なじみなんだよね」


と、私が言うと「うん!!」


バカ犬らしく、返事をした


見た目とキャラが違うもんね

安東くんは、ごうちゃんがかつあげしに来たと、思ったに違いない


「定期は、カバンじゃないかな
安東くん、ありがとうございます」

ペコ





机に伏せた



ゴソゴソと、ごうちゃんが私のカバンから
サクサクチョコを取り出して

「貰っていい?」


もう…取ってんじゃん


コクッ


と返事をしていたら


「席つけ~  あぁ!?
長谷川?何してんだ?自分の教室に戻れ!
んで、朝からチョコ食ってんじゃねぇ!」


てっちゃんの怒鳴り声が響いた



本当…  助かりました