あの日の桜は。【大幅修正中】


 今更、何を言っても遅いのだけれど。

「花崎莉子です。よろしくお願いします」

 座った状態で軽く頭を下げた。

 雰囲気としてはあまり、祝福していない感じが否めない。

 確かにそうだろうけれど。

「じゃあ、自己紹介な、葵と俺は知ってると思うから他、千景からな」

 そう言うと茶髪の男子がえーと声をもらしながらにこっと笑った。

「瀬川千景(せがわちがけ)でーす。よろしくねん。こんなんでも一応副総長だからー」

間延びした口調で挨拶をしてくれた千景が笑う。

だけど、その笑みに隠れた瞳の奥は鋭い。

敵意を感じるが、私はそれに気づかないふりをして微笑み返す。

「はい、よろしくお願いします」

「じゃあ、次俺だな。赤松陸だ!よろしくな!」

 元気いっぱいな自己紹介の陸が笑う。

「はい!」

 ラスト一人はさっきの赤髪男子だ。