それは、みんなだって同じだろう。 言えば、今回は俺の独断なのだから。 龍には悪いと思ってる。 めちゃくちゃ反対されたけれど、それを押し切って今ここに居るのだから。 誰もいない校庭。 桜の木の下では二人の影が見え隠れする。 「莉子、俺らさ、暴走族なんだ」 莉子の目をじっと捉えた。 「そうですか。で、どうしたんです?」 どんな言葉が来るのか、構えていた俺にとってはあまりにも拍子抜けの言葉だった。 「何とも思わないのか?」