「あー、その辺の子に代わりに行ってもらった。ちゃんとお使い代は出したしね」
おつかい代って・・・。
「それにしてもアイツ、あほだな。だから、あれ空なのか」
こそっと小さな声でいうが早いか絶叫するが早いか、陸の声が聞こえた。
「葵―!!!!空っぽじゃん!!なんだよ中に入ってるやつバナナって」
冷蔵庫に飲み物を取りに行っていて気付いていなかった陸が袋を開けるなりそう叫んだ。
うるせ。
「ん?サルはバナナが好きだって聞いたんだけどな、違ったっけ?」
何も気にすることなくそう言う葵は陸のスイッチを入れた
「誰が、猿だよ!?中身はどうしたんだ」
「あーごめん。おなかすいてる子にあげちゃった」


